「医療用」は何が違うのか|JIS規格と、名前に払うお金の話

同じように見えるウィッグが「医療用」と付くと値段が上がる。何にお金を払っているのかを知っておくと、選び方が変わります。
医療用ウィッグにはJIS規格がある
医療用ウィッグにはJIS S 9623という日本産業規格があります。パッチテストによる皮膚刺激性の確認、ホルムアルデヒドなどの化学物質、通気性・重さといった項目について基準を定めたものです。
規格に適合した製品は「JIS適合」をうたえます。肌が敏感になりやすい時期に直接触れるものとしての安全性を、第三者基準で確認している点が、ファッションウィッグとのいちばん明確な違いです。
実際の仕様差
- 内側の素材:肌あたりのよい生地、縫い目の処理
- 通気性と軽さ:長時間の着用を前提にした設計
- サイズ調整:頭囲の変化に対応するアジャスター
- 地毛がない状態での安定性:ファッションウィッグは地毛にピンで留める前提の製品が多く、地毛がないとずれやすい
最後の点は実用上大きい違いです。着け方とずれ対策で詳しく解説しています。
ファッションウィッグではだめなのか
だめではありません。数千円のファッションウィッグを短期間・短時間の外出用に使う方も実際にいます。ただし長時間の着用でかゆみが出やすい、フィットしにくい、という声が多いのも事実です。
予算が限られるなら、「医療用の安価な既製品(1万5,000円台〜)+自治体の助成金」という組み合わせが現実的です。実質負担はファッションウィッグと大差なくなることがあります。助成金一覧で確認を。
「医療用」表記だけで判断しない
「医療用」は誰でも名乗れる言葉でもあります。見るべきはJIS適合の明記、内側の作り、サイズ調整の仕組み、購入後の調整サービスです。店で確認する質問リストは初めての来店で聞くべき質問にまとめました。
この記事に関係する掲載先
専門サロンAQUADOLL 札幌サロン
完全個室でスタッフが相談に応じる。セミオーダーのフルウィッグと既製品を取扱い。前髪カット・うぶ毛カット・サイズ調整が無料。オリジナルケア用品とウィッグメンテナンスを提供。
美容室併設ウィッグ専門美容室 edu 札幌駅北口店
カウンセリングと試着が無料。既製品25,300円〜、オーダーメイド92,180円〜と価格を公開。北口店は完全プライベートサロン。助成金の申請サポートを行うと記載。
専門サロンマリブウィッグ イオン札幌桑園
JIS規格適合の医療用アイテムを中心に医療向けウィッグを取扱い。試着室完備で、ゆったりした完全個室を準備。ハンドメイドのフルウィッグからポイントウィッグまでラインアップ。
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